2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】Google Cloudの各種データベースサービスとは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
Google Cloud Platform(GCP)で提供されるデータベースサービスは、さまざまな種類のデータストレージニーズに対応するために設計されています。
以下に、主なデータベースサービスと特徴・用途を説明します。
Cloud SQL
- 種類:: リレーショナルデータベース(RDB)
- 特徴・用途:: トランザクション型の処理、結合や複雑なクエリが可能。
- MySQL、PostgreSQL、SQL Serverなどの標準的なRDBMSをサポート。
Cloud Spanner
- 種類:: グローバル分散型リレーショナルデータベース
- 特徴・用途:: 構造化・半構造化データを扱い、無制限のスケーリングが可能。
- 強力な整合性と高可用性を提供し、大規模アプリケーションに適しています。
Cloud Bigtable
- 種類:: NoSQL(列指向型)
- 特徴・用途:: 大規模なデータセットや高スループットが必要なシナリオに適しています。
- 金融、IoTなど、読み書き処理が多い分析用データベースとして使用されます。
Firestore
- 種類:: NoSQL(ドキュメント型)
- 特徴・用途:: Webやモバイルアプリケーション、IoTアプリケーションに適しています。
- リアルタイムデータ同期と高いスケーラビリティを提供します。
Firebase Realtime Database
- 種類:: NoSQL(リアルタイム同期)
- 特徴・用途:: クライアントデバイスから直接アクセス可能なリアルタイムデータベース。
- モバイルアプリケーションにおけるデータ同期と共有に最適。
Memorystore
- 種類:: IMDB(In-Memory Database)
- 特徴・用途:: オープンソースのRedis/Memcachedと互換性のあるインメモリデータベース。
- 高速なデータアクセスが必要なケース(キャッシュ、セッション管理など)に利用されます。
BigQuery
- 種類:: データウェアハウス
- 特徴・用途:: 大規模なデータセットの分析とクエリ処理に特化しています。
- 高速なクエリ実行と分析を実現し、データドリブンな意思決定を支援します。
Bare Metal Solution
- 種類:: リレーショナルデータベースを稼働させるためのベアメタルハードウェア
- 特徴・用途:: 特殊なワークロードや特定のレガシーシステム(例:Oracleデータベース)のための物理サーバーを提供。
- 低レイテンシ要求や特定のパフォーマンスニーズに対応します。
【練習問題】Google Cloudの各種データベースサービス
練習問題 1
Google Cloudで提供される「Firestore」はどのようなタイプのデータベースサービスですか?
- 1. リレーショナルデータベース
- 2. グローバル分散型リレーショナルデータベース
- 3. NoSQL(ドキュメント型)
- 4. データウェアハウス
解答: 3. NoSQL(ドキュメント型)
解説: FirestoreはGoogle Cloudで提供されるNoSQL(ドキュメント型)データベースサービスです。Webやモバイルアプリケーションに適しており、リアルタイムデータ同期と高いスケーラビリティを提供します。
練習問題 2
Cloud Spannerの主な特徴として最も適切なものはどれですか?
- 1. リアルタイムデータ同期
- 2. インメモリデータベース
- 3. グローバル分散型リレーショナルデータベース
- 4. 列指向型NoSQLデータベース
解答: 3. グローバル分散型リレーショナルデータベース
解説: Cloud Spannerは、グローバル分散型リレーショナルデータベースサービスです。Cloud Spannerは、構造化・半構造化データを扱い、無制限のスケーリングが可能です。また、強力な整合性と高可用性を提供し、大規模アプリケーションに適しています。
練習問題 3
BigQueryはGoogle Cloudでどのような用途に使用されるデータベースサービスですか?
- 1. トランザクション処理
- 2. リアルタイムデータ同期
- 3. データウェアハウス
- 4. インメモリデータベース
解答: 3. データウェアハウス
解説: BigQueryはGoogle Cloudで提供されるデータウェアハウスサービスです。BigQueryは、大規模なデータセットの分析とクエリ処理に特化しており、高速なクエリ実行と分析を実現します。ビジネスにおけるデータドリブンな意思決定を支援するために利用されます。
PDE試験対策
PDE試験では、各データベースサービスの特性、適切な使用シナリオ、GCP上での統合方法についての理解が求められます。
データベース選択は、アプリケーションの要件、データの種類、処理ニーズに基づいて行われます。また、データベースを活用して、効率的かつスケーラブルなデータソリューションを設計する能力も重要です。
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