2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】BigQueryの料金体系とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
BigQueryの料金体系は、主に以下のような構成になっています。
課金項目
- 分析料金: クエリの処理にかかるコスト。
- ストレージ料金: データを保存するためのコスト。
- その他: ストリーミング挿入、BigQuery APIに関するコスト。無料枠もあります。
料金モデル
- オンデマンド料金: クエリによって処理されたバイト数に基づいて課金。毎月1TBまでは無料です。
- 定額料金: スロット(仮想CPU)を購入する方式で、以下のプランがあります。
- Flex Slots: 時間単位。
- 月間: 最初の30日分のコミットメントを購入。
- 年間: 365日分のコミットメントを購入。
BigQuery Reservations(定額制)
- ユーザーが購入したスロット数を割り当てる。
- 2000スロット以上の使用が継続される場合は、定額制が適しています。
- スキャン量ではなく、スロットに応じた料金体制なので予算管理が容易です(購入単位をコミットメントと呼びます)。
- 秒、月、年単位の課金があり、契約期間が長いほど割引率が高いです。
- フェアスケジューリングにより、動的なスロット配置が可能です。
- batch予約、adhoc予約、idle slotsなどが利用可能です。
2023年7月の料金体系変更
- 定額料金からBigQuery Editionsへの変更が行われました。
- BigQuery Editionsでは、スロットの自動スケーリングが使用可能です。
- Standard, Enterprise, Enterprise Plusの3種類があり、Enterprise はスロット上限がないです。
- Compressed Storageが追加され、最大12倍の圧縮効率でデータを圧縮し、料金を削減できます。
- タイムトラベル機能とフェイルセーフ機能が追加されました。
【練習問題】BigQueryの料金体系
質問 1: BigQueryのオンデマンド料金モデルでは、どのような課金方式が採用されていますか?
A) クエリの実行時間に基づく課金。
B) ストレージの使用量に基づく課金。
C) クエリによって処理されたバイト数に基づく課金。
D) 一定量のスロット購入に基づく課金。
正解: C) クエリによって処理されたバイト数に基づく課金。
質問 2: BigQuery Reservationsの定額料金モデルでは、どのような利点がありますか?
A) クエリごとに料金が発生し、使用量に応じて支払う。
B) データの保存量に関わらず一定の料金が発生する。
C) 予め購入したスロット数に基づいて課金され、予算管理が容易になる。
D) クエリの実行時間が長いほど、割引が適用される。
正解: C) 予め購入したスロット数に基づいて課金され、予算管理が容易になる。
質問 3: 2023年7月のBigQueryの料金体系変更において、どの新機能が追加されましたか?
A) BigQuery Editionsにより、スロットの自動スケーリングが可能になった。
B) クエリごとの課金が撤廃され、完全に無料になった。
C) タイムトラベル機能が削除された。
D) データ圧縮機能が廃止され、非圧縮のみになった。
正解: A) BigQuery Editionsにより、スロットの自動スケーリングが可能になった。
これらの問題は、BigQueryの料金体系に関する基本的な理解を確認するためのもので、GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験のスタイルに沿った形式で作成されています。
上記の情報は、GCPの公式ドキュメントや最新の情報リリースを参照しています。また、料金体系は変更される可能性があるため、最新の情報はGoogle Cloudの公式サイトや公式ドキュメントで確認することをお勧めします。
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