DuolingoがAIを使用することで翻訳者を大量に解雇しました。今後、AIの進化が医師や弁護士の仕事にも影響するかもしれません。
言語学習アプリDuolingoが高速で低コストのAIを採用して多くの翻訳者を解雇した経緯と、今後のAIの影響を探ります。
また、PythonとChatGPTを使って翻訳プログラムを作る方法も紹介します。
AIの進化で翻訳者が大量解雇される
Duolingo(デュオリンゴ)という言語学習アプリが、2023年12月に契約していた多くの翻訳者を解雇しました。AIが、もっと速く安く同じ仕事ができると判断したからだそうです。
残ったチームのメンバーはたったの2人で、AIが作った内容をチェックするだけということです。
PythonとChatGPTで翻訳ソフトを開発
Duolingoは、世界で最も人気のある言語学習アプリと言われています。ユーザ数は全世界で5億人を超え、「ビル・ゲイツもシリア難民も使う」言語アプリとして有名です。
そのDuolingoが、AIの進化で翻訳者を大量に解雇したということですね。
ボクの友人で、米国で働くプログラマーは、「すでに米国や中国では、医者や弁護士の仕事がAIの影響で減少している」と言っています。
将来的には、医師、弁護士、大学教授、税理士、弁理士などの仕事が、AIによって減少していくでしょう。
OpenAIのAPI(GPT-4)とPythonコードで、日本語の文を英語に翻訳するプログラムのサンプルを紹介します。
以下のPythonコードでは、OpenAIのAPIを利用して、ChatGPTに翻訳を指示します。
必要なライブラリのインストール
まず、OpenAIのAPIを利用するために、openai
ライブラリをインストールします。インストールは、以下のコマンドで行えます。
pip install openai
Pythonコード(OpenAI APIを使用した翻訳)
OpenAIのAPIをインストールしたら、Pythonで読み込んで翻訳プログラムを作りましょう。
import openai
# OpenAI APIキーを設定
openai.api_key = 'YOUR_API_KEY'
# 翻訳する日本語の文
japanese_sentences = [
"こんにちは、世界!",
"これはテストの文です。",
"PythonとChatGPTを使っています。"
]
def translate_japanese_to_english(text):
"""日本語のテキストを英語に翻訳する関数"""
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt=f"以下の日本語の文を英語に翻訳してください:\n{text}",
max_tokens=60
)
return response.choices[0].text.strip()
# 日本語の文を英語に翻訳
for sentence in japanese_sentences:
translation = translate_japanese_to_english(sentence)
print(f"日本語: {sentence}\n英語: {translation}\n")
上記のPythonコードでは、translate_japanese_to_english
関数を使用して日本語の文を英語に翻訳しています。
APIキーは、あなたのOpenAIアカウントのものを使用してください。また、APIの利用には料金が発生する場合があります。
まとめ
言語学習アプリ「Duolingo」が翻訳の仕事にAIを導入することで、大量の翻訳者を解雇したニュースを紹介しました。残った2人のメンバーも、AIの作った翻訳をチェックするだけということです。
また、PythonとChatGPTを使って日本語から英語へ翻訳するサンプルプログラムも解説しました。本格的な翻訳ソフトの制作には、さらなる開発が必要です。
Duolingoのニュースが重要なのは、AIが翻訳者の雇用を減少させているという事実です。将来的には、AIの影響で医師や弁護士などの仕事も減少していくでしょう。
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