2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】LookMLの構成とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
LookMLはLookerで使用される専用のマークアップ言語で、データモデルの定義に使用されます。
LookMLは、データの分析と可視化のための強力なツールです。LookMLの構成について、要素と特徴を説明します。
LookMLとは?
LookMLは、Google Cloudのビジネスインテリジェンス(BI)ツールであるLookerで使用される特別な言語です。LookMLは、データモデルを定義し、データの分析と可視化を行うために設計されています。LookMLを使うことで、企業や組織が持っているデータをより理解しやすく、使いやすくできます。
LookMLの主要な要素
- ビュー(View): ビューは、データベースのテーブルやクエリに対応するもので、データ分析の基礎を形成します。ビュー(View)では、「ディメンション(寸法)」や「メジャー(指標)」などの分析のための基本的な要素を定義します。
- モデル(Model): モデルはビューを組み合わせ、データがどのように分析されるかを決定します。モデルには、データベースの接続設定や異なるビューの結合などが含まれます。
- ダッシュボード(Dashboard): ダッシュボードは分析結果を視覚的に表示するためのもので、データを整理し、視覚的に分かりやすくするために使用されます。
LookMLの特徴
- Git統合: LookMLのコードはGit(バージョン管理システム)を使って管理され、変更の追跡やチーム間の協力が容易になります。
- SQLライクな構文: LookMLはSQL(データベース言語)に似た構文を持っており、データベース処理が直感的に行えます。
- カスタマイズ性: データモデルを特定のビジネスニーズに合わせてカスタマイズできます。
- セキュリティとガバナンス: データの安全性と整合性を保つための機能が組み込まれています。
LookMLは、データを効果的に分析し、ビジネス上の意思決定をサポートするための強力なツールです。特に、データが複雑で、多様なデータソースからの情報を統合して分析する必要がある場合に役立ちます。
LookMLの構成要素
- ビュー(View):
- 定義: ビューはデータベース上のテーブルまたはクエリに対応し、データ分析の基礎となります。
- ディメンションとメジャー: ビュー内で、ディメンション(分析の軸や切り口)やメジャー(指標、数値)を定義します。
- 例: カスタマイズされた計算フィールド、グループ化、フィルタリングなど。
- モデル(Model):
- 定義: モデルはビューの組み合わせを定義し、どのデータがどのように分析されるかを決定します。
- 結合: 異なるビューを結合し、包括的なデータセットを作成します。
- データベース接続: 使用するデータベースの接続設定を含みます。
- ダッシュボード(Dashboard):
- 定義: ダッシュボードは分析結果を視覚的に表示するための要素です。
- 管理: フォルダに分けて管理し、組織化します。
- エクスポート: PDFや画像などの静的データ形式でエクスポートが可能です。
LookMLの特徴
- Git統合: LookMLのコードはGitを通じてバージョン管理され、変更履歴の追跡やチーム間の協力が容易になります。
- SQLライクな構文: LookMLはSQLに似た構文を持ち、データベース処理が直感的に行えます。
- カスタマイズ性: データモデルを企業や組織の特定のニーズに合わせてカスタマイズできます。
- セキュリティとガバナンス: データのセキュリティとガバナンスを強化するための機能を提供します。
LookMLのポイント
- データドリブンな分析: LookMLを使用することで、複雑なデータセットに対して効果的な分析を行い、ビジネス上の意思決定をデータドリブンでサポートできます。
- 柔軟性: 多様なデータソースとの統合や複数のデータビューの作成が可能です。
【練習問題】LookMLの構成
練習問題 1
LookMLの「ビュー(View)」で主に定義されるのは何ですか?
- 1. データベースの接続設定
- 2. データ分析の軸や指標(ディメンションとメジャー)
- 3. ユーザーのアクセス権限
- 4. ネットワークのセキュリティ設定
解答: 2. データ分析の軸や指標(ディメンションとメジャー)
解説: LookMLの「ビュー(View)」では、データ分析の基礎となるディメンション(分析の軸や切り口)やメジャー(指標、数値)を定義します。LookMLの「ビュー(View)」により、データベース上のテーブルまたはクエリを分析用にカスタマイズできます。
練習問題 2
LookMLで「モデル(Model)」の主な目的は何ですか?
- 1. データのバックアップと復元
- 2. 異なるビューの結合とデータセットの作成
- 3. ユーザーインターフェースのデザイン
- 4. データベースのパフォーマンスチューニング
解答: 2. 異なるビューの結合とデータセットの作成
解説: LookMLの「モデル(Model)」では、異なるビューを結合し、包括的なデータセットを作成します。LookMLの「モデル(Model)」により、どのデータがどのように分析されるかを決定し、データベース接続設定を含めることができます。
練習問題 3
LookMLにおけるGitの統合の主な利点は何ですか?
- 1. データベースの自動スケーリング
- 2. バージョン管理とチーム間の協力
- 3. データの自動クリーニング
- 4. データ分析の自動化
解答: 2. バージョン管理とチーム間の協力
解説: LookMLはGitを通じてバージョン管理されます。Gitのバージョン管理により、開発者は変更履歴を追跡し、チーム間の協力が容易になります。Gitの統合は、LookMLの開発プロセスにおいて重要な役割を果たします。
PDE試験対策
Professional Data Engineer(PDE)試験の準備では、LookMLの基本的な構成と使用法が問われます。また、実際にLookMLを使用してデータモデルを作成し、ダッシュボードを設計する練習が重要です。
LookMLは、データモデリングと分析のための核となるツールであり、PDE試験においてLookMLの理解が求められます。
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