2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】Data Catalog(メタデータ管理)の概要と特徴とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
Google Cloud Platform (GCP) の Professional Data Engineer (PDE) 資格試験では、Data Catalog(メタデータ管理)に関する知識が重要です。Data Catalogは、フルマネージドなメタデータ管理サービスで、データ資産を組織的かつ効率的に管理するために使用されます。
以下、Data Catalogに関する主な特徴と機能を説明します。
Data Catalog(メタデータ管理)の概要と特徴
Data Catalogは、データに関する情報(メタデータ)を管理するためのツールです。
メタデータとは?
メタデータは、「データに関するデータ」と言えます。例えば、ファイル名、作成日、ファイルサイズ、データがどこにあるかなど、データ自体の内容ではなく、その特性や場所などに関する情報を指します。
Data Catalogの役割
Data Catalogは、メタデータを整理し、簡単に探せるようにするサービスです。大規模な組織では、多くのデータがさまざまな場所に保存されており、特定のデータを見つけることが困難なことがあります。Data Catalogを使用すると、どのデータがどこにあるのか、どんなデータが使えるのかが一目でわかります。
Data Catalogの特徴
- フルマネージド: Data Catalogは、Google Cloudが完全に管理するサービスです。つまり、ユーザーはメタデータの管理に関する技術的な詳細を心配する必要がありません。
- 組織的な管理: データの種類や保存場所に関わらず、すべてのデータ資産を一元的に管理できます。
- 効率的: データを簡単に検索できるため、データを活用する際の時間と労力を大幅に節約できます。
Data Catalogは、大量のデータを扱う組織にとって非常に有用なツールです。データを迅速に特定し、効率的に利用できるようにすることで、ビジネスやプロジェクトの生産性を高めます。PDE試験では、Data Catalogの基本的な概念や機能についての理解が求められます。
Data Catalogの主な特徴
- フルマネージドなメタデータ管理サービス: Data Catalogは、フルマネージドサービスとして提供され、メタデータの管理と整理を容易にします。
- Google社内のGoodsが前身: Google内部で使用されていたGoodsというツールがData Catalogの前身です。
- メタデータの種類:
- テクニカルメタデータ: 環境、テーブル名、カラム名、作成日時などの技術的な情報が含まれます。
- ビジネスメタデータ: 部署名、業務名などのビジネス関連情報が含まれます。
Data Catalogの利点
- 組織的なデータ管理: Data Catalogを使用することで、企業内のデータ資産を組織的に管理し、アクセスしやすくなります。
- データの検索と探索: ユーザーはData Catalogを通じて、特定のデータセットやテーブルを簡単に検索し、探索することができます。
- アクセス制御とセキュリティ: Data Catalogでは、アクセス制御とセキュリティの観点からもメタデータを管理できます。
【練習問題】Data Catalog(メタデータ管理)の概要と特徴
練習問題 1
問題:
Data Catalogの主な目的は何ですか?
- A) データのバックアップを作成すること
- B) メタデータを整理し、簡単に検索可能にすること
- C) データのセキュリティを強化すること
- D) データのリアルタイム分析を提供すること
正解: B) メタデータを整理し、簡単に検索可能にすること
解説:
Data Catalogの主な目的は、組織内のデータに関するメタデータ(データに関する情報)を整理し、データを簡単に検索可能にすることです。データ資産の管理が効率化されます。
練習問題 2
問題:
Data Catalogで管理される「メタデータ」には、通常どのような情報が含まれますか?
- A) 個人情報と機密データ
- B) データファイルの内容と分析結果
- C) データの場所、形式、および使用方法
- D) データの所有者の連絡先情報
正解: C) データの場所、形式、および使用方法
解説:
Data Catalogで管理されるメタデータには、データの場所、形式、使用方法など、データ自体の特性に関する情報が含まれます。メタデータはデータファイルの内容自体ではなく、データに関する補足情報です。
練習問題 3
問題:
Data Catalogを使用する主な利点は何ですか?
- A) データの自動分析
- B) データの自動修正とクリーニング
- C) メタデータの一元管理とアクセスの容易化
- D) データの自動複製と分散
正解: C) メタデータの一元管理とアクセスの容易化
解説:
Data Catalogを使用する主な利点は、メタデータを一元的に管理し、ユーザーが必要なデータを簡単に見つけてアクセスできるようにすることです。Data Catalogにより、組織内のデータ管理が効率化され、データの利用が容易になります。
PDE試験における対策
PDE試験では、Data Catalogの基本的な概念、メタデータの種類、およびData Catalogを使用したデータ管理の方法に関する理解が求められます。
特に、Data Catalogがどのようにして組織内のデータ資産の検索と管理を効率化するか、また、Data Catalogを使用したデータガバナンス戦略についての知識が重要です。
また、Data Catalogを活用したビジネスメタデータとテクニカルメタデータの管理方法についても理解しておくと良いでしょう。
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