2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】VPCの概要と特徴とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
Google Cloud Platform (GCP) の Professional Data Engineer (PDE) 資格試験において、Virtual Private Cloud (VPC) の理解はとても重要です。VPCは、Google Cloud内でのリソースのネットワーキングを管理するための基本的な構成要素です。以下、VPCについて説明します。
GoogleのネットワークとVPC
- グローバルインフラ: Googleのネットワークは、Google検索、YouTube、Gmailなどを支える広範なグローバルインフラです。グローバルインフラは、高度な信頼性と性能を提供します。
- SDN (Software Defined Network): GoogleのネットワークはSDNによって実現されており、局所性、拡張性、柔軟性が向上しています。物理的な近接性やレイテンシーも加味して、リージョンやゾーンを選択できます。
VPC Virtual Private Cloud
- アドレス空間: VPCはGoogle Cloud内でのアドレス空間で、特定のプロジェクト内に存在します。
- Andromedaネットワーク技術: VPCはGoogleの高性能なネットワーク技術であるAndromedaを活用しています。
サブネット
- アドレス空間の構成: VPC内にはサブネットが構成されます。サブネットは、Google Cloudのリソース(例えばサーバー)を配置するためのアドレス空間です。
- サブネットの設定方法:
- 自動モード: リージョン内のサブネットを自動で構成します。
- カスタムモード: ユーザー側でサブネット範囲を決めてカスタマイズできます。
- サブネット間通信: 異なるサブネット間でも通信が可能ですが、異なるVPC間の通信にはVPCネットワークピアリングやCloud VPNなどの追加設定が必要です。
【練習問題】VPCの概要と特徴
練習問題 1
問題:
Google Cloud VPCの特徴として、正しくないものはどれですか?
- A) VPCはGoogle Cloud内のプロジェクトごとに独立したアドレス空間を提供します。
- B) VPCは物理的な近接性を考慮して、リージョンやゾーンを選択することができません。
- C) VPCはGoogleのAndromedaネットワーク技術を活用しています。
- D) VPC内にはサブネットを設定できます。
正解: B) VPCは物理的な近接性を考慮して、リージョンやゾーンを選択できません。
解説:
Google Cloud VPCは、SDN(Software Defined Network)を活用しており、物理的な近接性やレイテンシを考慮してリージョンやゾーンを選択できます。このため、選択肢Bは誤りです。他の選択肢はVPCの特徴を正しく表しています。
練習問題 2
問題:
Google Cloud VPC内のサブネット設定に関する説明で、正しいものはどれですか?
- A) サブネットはリージョンを超えて設定できます。
- B) サブネットは自動モードでのみ構成できます。
- C) サブネット間通信は、同じVPC内であれば追加設定なしで可能です。
- D) すべてのサブネットはデフォルトでプライベートIPアドレスのみを使用します。
正解: C) サブネット間通信は、同じVPC内であれば追加設定なしで可能です。
解説:
同じVPC内のサブネット間では、追加の設定なしで通信が可能です。選択肢Aは誤りです、サブネットは特定のリージョン内にのみ設定できます。選択肢Bも誤りです、サブネットは自動モードまたはカスタムモードで構成できます。選択肢Dは誤りです、サブネットはプライベートIPアドレスだけでなく、パブリックIPアドレスも使用できます。
練習問題 3
問題:
異なるVPC間の通信を可能にするために、一般的に使用されるGoogle Cloudサービスはどれですか?
- A) Cloud DNS
- B) Cloud VPN
- C) Cloud Storage
- D) Cloud Load Balancing
正解: B) Cloud VPN
解説:
異なるVPC間の通信には、一般的にCloud VPNやVPCネットワークピアリングなどのサービスが使用されます。Cloud VPNは、異なるVPC間、あるいはオンプレミスネットワークとの安全な通信を実現するために使用されます。選択肢A、C、DはVPC間通信に直接関連していないサービスです。
PDE試験における対策
PDE試験では、VPCの基本概念だけでなく、その構成、運用方法、サブネットの設定方法、そして異なるVPC間の通信方法など、ネットワーキングの詳細な知識が求められます。
特に、VPCの設計やセキュリティ、接続オプションの理解が重要であり、VPCの各要素がどのようにデータエンジニアリングプロジェクトに影響を与えるかを理解することが必要です。
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