2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】Operation Suiteの概要と特徴とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
Google Cloud Platform(GCP)の「Operation Suite」は、監視および運用に関連するツールの総称です。Operation Suiteのツール群は、GCP上でのアプリケーションやサービスのパフォーマンス監視、ログ管理、エラー分析などを行うために設計されています。
Operation Suiteの名称は2020年以降に定着し、それ以前には別の名称で呼ばれていました。
Operation Suiteの主なサービス
- ログ管理・分析: Cloud Logging:GCPのサービスやアプリケーションから発生するログを管理、分析するためのツールです。
- Error Reporting:アプリケーションで発生するエラーを自動的に検出し、分析するためのツールです。エラーのトレンドや詳細を把握できます。
- モニタリング(Cloud Monitoring):GCPリソースやアプリケーションのモニタリングを行うためのツールです。プロアクティブな監視やヘルスチェックが可能です。
- Cloud Monitoring Dashboards:カスタムのダッシュボードを作成し、監視データの可視化ができます。
- Cloud Monitoring Service Monitoring API:サービスレベルの指標を設定し、サービスの状態に対する監視を行うためのAPIです。
- パフォーマンス監視(Cloud Trace):アプリケーションのレイテンシを分析するための分散トレースシステムです。アプリケーションのパフォーマンス問題を特定し、改善するのに役立ちます。
- Cloud Profiler:アプリケーションのCPUやメモリの使用状況を分析し、パフォーマンスの最適化やコスト管理に貢献します。
【練習問題】Operation Suiteの概要と特徴
練習問題 1
質問: Cloud Loggingは何に使用されますか?
- 1. アプリケーションのデプロイ
- 2. ログの管理と分析
- 3. データベースの構成
- 4. ネットワークのセキュリティ監視
解答: 2. ログの管理と分析
解説: Cloud Loggingは、GCPサービスやアプリケーションから生成されるログの管理と分析のためのツールです。ログを集め、整理し、分析することで、アプリケーションの動作や問題の診断に役立ちます。
練習問題 2
質問: Cloud Monitoring Dashboardsはどのような目的で使用されますか?
- 1. データのバックアップ
- 2. データベースのパフォーマンスの監視
- 3. 監視データの可視化
- 4. ユーザーアクセスの管理
解答: 3. 監視データの可視化
解説: Cloud Monitoring Dashboardsは、GCPリソースやアプリケーションの監視データを可視化するために使用されます。カスタマイズ可能なダッシュボードを通じて、システムの健全性やパフォーマンスの監視が容易になります。
練習問題 3
質問: Cloud Traceは何に用いられますか?
- 1. データベースの構造の変更
- 2. メールの自動送信
- 3. アプリケーションのレイテンシ分析
- 4. ユーザー認証プロセスの監視
解答: 3. アプリケーションのレイテンシ分析
解説: Cloud Traceは、アプリケーションのレイテンシを分析するために使用されます。分散トレースシステムにより、アプリケーションのパフォーマンス問題を特定し、改善するのに役立ちます。
まとめ
Operation Suiteのサービスは、GCP上で動作するアプリケーションの運用と保守においてとても重要です。
Professional Data Engineer(PDE)試験では、Operation Suiteのツールの基本的な機能や利用方法についての知識が問われることがあります。
実際の運用環境では、Operation Suiteのツールを適切に組み合わせて使用することで、システムの可視性を高め、運用の効率化と問題解決を図ることができます。
▼AIを使った副業・起業アイデアを紹介♪