2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】BigQueryの外部接続とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
BigQueryの外部接続には、主にStorage APIとBigQuery BI Engineの二つの重要な機能があります。BigQueryの外部接続は、データの読み出しと分析を高速化し、外部アプリケーションやツールとの連携を強化します。
BigQueryの外部接続:Storage API
- 概要: Storage APIは、RPC(Remote Procedure Call)経由で並列にデータを読み出すことができるAPIで、ストレージからのデータ読み出しを高速化します。
- スループット最大化: Storage APIは特にスループットの最大化に焦点を当てて設計されており、大量のデータを効率的に処理できます。
- サポート形式: Spark/Hadoop: BigQueryとHadoopやSparkのエコシステムを連携させることができます。
- ODBC/JDBCドライバ: 標準的なデータベース接続方法を介して、BigQueryへの接続を可能にします。
- Pythonのライブラリ「pandas_gbq」: Pythonでのデータ分析において、BigQueryとのデータのやり取りを簡単にします。
BigQueryの外部接続:BI Engine
- 概要: BI Engineはインメモリのクエリエンジンであり、BIツールからのクエリを高速化することに特化しています。
- 高速なドリルダウン: BigQuery BI Engine機能は、特にBIツールからのドリルダウンクエリの高速化に役立ちます。
- 対応するBIツール: Tableau: 人気の高いデータビジュアライゼーションツールとの統合をサポート。
- Looker: Google Cloudに統合されたBIプラットフォームであり、BigQueryと密接に連携します。
【練習問題】BigQueryの外部接続
練習問題 1
問題: BigQueryのStorage APIの主な目的は何ですか?
- A. データのセキュリティを向上させる
- B. データベースのバックアップを作成する
- C. 大量のデータを高速に読み出す
- D. SQLクエリのパフォーマンスを改善する
解答: C. 大量のデータを高速に読み出す
解説: Storage APIは、大量のデータを高速に読み出すことを目的として設計されています。Storage APIにより、特にスループットを最大化するためのデータ処理が可能になります。
練習問題 2
問題: BigQuery BI Engineの主な利用シナリオは何ですか?
- A. データのバックアップと復元
- B. BIツールからのクエリの高速化
- C. データのリアルタイム分析
- D. データの統合と変換
解答: B. BIツールからのクエリの高速化
解説: BI Engineはインメモリのクエリエンジンであり、特にBIツールからのクエリを高速化するために使用されます。 BI Engineにより、BIツールでのドリルダウンクエリが高速になります。
練習問題 3
問題: BigQueryとSparkの連携に最も適しているBigQueryの外部接続機能は何ですか?
- A. BigQuery ML
- B. Storage API
- C. BigQuery Data Transfer Service
- D. BigQuery BI Engine
解答: B. Storage API
解説: BigQueryのStorage APIは、BigQueryとHadoopやSparkのエコシステムを連携させるために特に有効です。Storage APIを使用することで、Sparkなどのフレームワークを通じてBigQueryからのデータの並列読み出しが可能になります。
まとめ
BigQueryの外部接続の機能を通じて、BigQueryは高速なデータ分析と、多様な外部ツールやプラットフォームとの強力な連携を提供します。データサイエンティスト、エンジニア、ビジネスアナリストなど、さまざまなユーザーがBigQueryを使って効率的にデータを分析し、洞察を得られます。
また、BigQueryの外部接続の機能により、BigQueryは柔軟なデータ処理と分析の基盤を提供し、幅広いデータ駆動型のビジネスニーズに応えることが可能になります。
▼AIを使った副業・起業アイデアを紹介♪