はじめに
日本サッカーとイロレーティングの関係
イロレーティングは、サッカーチームの強さを数値化する国際的なランキングシステムです。イロレーティングは、チーム間の試合結果を基に算出されるため、サッカーファンや関係者から注目されています。
日本サッカーは、近年国際的な舞台での活躍が目立ち、イロレーティングも上昇傾向にあります。特に、アジアカップの優勝やワールドカップでの良好な成績など、多くの実績がイロレーティングの順位を押し上げています。そんなサッカー日本代表が、イロレーティングで1位という頂点に立つ日はいつなのか、Pythonで予測してみましょう。
イロレーティング予測のコード全体
日本代表のイロレーティングの変遷
西暦 | ランキング |
2000 | 55 |
2001 | 21 |
2002 | 12 |
2003 | 21 |
2004 | 24 |
2005 | 16 |
2006 | 21 |
2007 | 53 |
2008 | 26 |
2009 | 25 |
2010 | 19 |
2011 | 22 |
2012 | 19 |
2013 | 18 |
2014 | 24 |
2015 | 27 |
2016 | 31 |
2017 | 23 |
2018 | 42 |
2019 | 35 |
2020 | 33 |
2021 | 32 |
2022 | 31 |
2023 | 14 |
必要なライブラリのインポート
Pythonのデータ分析や機械学習に必要なライブラリをインポートします。以下のように、主にpandas、numpy、scikit-learnなどのライブラリを使用します。
import pandas as pd
import numpy as np
from sklearn.linear_model import LinearRegression
from sklearn.model_selection import train_test_split
import matplotlib.pyplot as plt
サンプルデータの作成
以下のデータは、過去のイロレーティングに基づく日本代表のランキングを示しています。このデータを基に、未来のランキングを予測するモデルを作成します。
# Given data
data = {
'Year': list(range(2000, 2024)),
'Ranking': [55, 21, 12, 21, 24, 16, 21, 53, 26, 25, 19, 22, 19, 18, 24, 27, 31, 23, 42, 35, 33, 32, 31, 14]
}
df = pd.DataFrame(data)
print(df)
Year Ranking
0 2000 55
1 2001 21
2 2002 12
3 2003 21
4 2004 24
5 2005 16
6 2006 21
7 2007 53
8 2008 26
9 2009 25
10 2010 19
11 2011 22
12 2012 19
13 2013 18
14 2014 24
15 2015 27
16 2016 31
17 2017 23
18 2018 42
19 2019 35
20 2020 33
21 2021 32
22 2022 31
23 2023 14
# Plotting the data
plt.figure(figsize=(10, 6))
plt.plot(df['Year'], df['Ranking'], marker='o', color='b', label='Ranking')
plt.xlabel('Year')
plt.ylabel('Ranking')
plt.title('Ilo Rating Ranking Over the Years')
plt.gca().invert_yaxis() # Reverse the Y-axis to make the lower rankings appear higher
plt.grid(True, which='both', linestyle='--', linewidth=0.5)
plt.legend()
plt.tight_layout()
plt.show()
予測モデルの実装
線形回帰モデルを使用して、イロレーティングのランキングを予測します。以下のコードは、データをトレーニングセットとテストセットに分割し、モデルを訓練して未来のランキングを予測しています。
# 特徴量とターゲット変数の定義
X = df[['Year']]
y = df['Ranking']
# データの分割
X_train, X_test, y_train, y_test = train_test_split(X, y, test_size=0.2, random_state=0)
# モデルの訓練
model = LinearRegression()
model.fit(X_train, y_train)
# 未来のランキング予測
future_years = pd.DataFrame({'Year': list(range(2024, 2031))})
predicted_rankings = model.predict(future_years)
# 予測結果のプロット
plt.plot(df['Year'], df['Ranking'], label='Actual Rankings')
plt.plot(future_years, predicted_rankings, linestyle='dashed', label='Predicted Rankings')
plt.xlabel('Year')
plt.ylabel('Ilo Rating Ranking')
plt.gca().invert_yaxis() # Y軸を反転
plt.legend()
plt.show()
上記のコードにより、2024年から2030年までのイロレーティングのランキングを予測するグラフが表示されます。予測には線形回帰モデルを使用していますが、実際にはさまざまなモデルやパラメータチューニングを試して、最適なモデルを選択します。
上記のコードは2030年まででしたが、期間を西暦10000年まで延ばしてみましょう。
# 未来のランキング予測
future_years = pd.DataFrame({'Year': list(range(2024, 10000))})
predicted_rankings = model.predict(future_years)
# 予測の修正
predicted_year = None
predicted_rankings_adjusted = []
for year, ranking in zip(future_years['Year'], predicted_rankings):
# ランキングが1位以下(0.5以下を考慮)になった場合、それ以降の予測を打ち切る
if ranking <= 1.5:
predicted_year = year
break
predicted_rankings_adjusted.append(ranking)
# 予測結果のプロット
plt.figure(figsize=(10, 6))
plt.plot(df['Year'], df['Ranking'], label='Actual Rankings')
plt.plot(future_years['Year'][:len(predicted_rankings_adjusted)], predicted_rankings_adjusted, linestyle='dashed', label='Predicted Rankings')
plt.xlabel('Year')
plt.ylabel('Ilo Rating Ranking')
plt.title(f"Predicted Year Japan Becomes 1st: {predicted_year}")
plt.gca().invert_yaxis() # Y軸を反転
plt.legend()
plt.show()
print(predicted_year)
日本サッカー代表がイロレーティングで1位になるのは、西暦4207年と予測できました。
この予測は単純な線形回帰モデルを使用しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。データの品質やモデルの選択、外部要因など、多くの要素が予測に影響します。
AIとイロレーティング予測のさらなる組み合わせ例
過去の大会結果を用いたトレンド分析
イロレーティングはその瞬間のチームの強さを示す指標ですが、過去の大会結果や試合データと組み合わせることで、トレンドを分析できます。これにより、チームの成長曲線や低迷期、そして再びの成長などのパターンを理解できます。
Pythonを用いて、過去のイロレーティングと大会の結果をプロットすると、以下のような分析が行えます。
import matplotlib.pyplot as plt
# サンプルデータ
years = [2020, 2021, 2022]
japan_elo_ratings = [1500, 1550, 1600]
tournament_results = [3, 2, 1] # 1: 優勝, 2: 準優勝, 3: 3位
fig, ax1 = plt.subplots()
# イロレーティングのプロット
ax1.set_xlabel('Year')
ax1.set_ylabel('Elo Rating', color='tab:blue')
ax1.plot(years, japan_elo_ratings, color='tab:blue', label='Elo Rating')
ax1.tick_params(axis='y', labelcolor='tab:blue')
# 大会結果のプロット
ax2 = ax1.twinx()
ax2.set_ylabel('Tournament Result', color='tab:red')
ax2.plot(years, tournament_results, color='tab:red', label='Tournament Result')
ax2.tick_params(axis='y', labelcolor='tab:red')
plt.title('Japan Soccer Team Elo Rating & Tournament Result')
plt.show()
この分析により、イロレーティングが向上するにつれて、大会での成績も向上していることがわかります。
まとめ
イロレーティング予測の振り返り
日本サッカーチームがイロレーティング1位になる日を予測する方法について解説しました。イロレーティングはサッカーチームの現在の強さを示す指標として、多くのサッカーファンやアナリストに利用されています。
Pythonを活用し、必要なライブラリをインポートした後、サンプルデータを作成し、予測モデルを実装しました。このモデルは、過去のデータやトレンドをもとに、未来のイロレーティングを予測します。
今後の展望
イロレーティングの予測モデルは、データの蓄積や技術の進化に伴い、精度の向上が期待されます。
イロレーティングの予測モデルはサッカーに限らず、他のスポーツや分野にも応用できます。例えば、バスケットボールやテニス、さらにはビジネスの現場でのチームのパフォーマンス評価など、多岐にわたる応用が考えられます。
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