2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】Cloud Composer特有の環境設定とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
Cloud Composer特有の環境設定
Cloud Composerは、データの流れを管理するツールで、Cloud Composerの設定方法にはいくつかのポイントがあります。
- アクセス制御:IAM(Identity and Access Management)を使って、誰がCloud Composerを使えるかを決めます。例えば、誰がデータの流れを設計できるか、変更できるかなどを管理します。
- VPC設定:VPC(Virtual Private Cloud)を使って、Cloud Composerがどのネットワークに接続するかを決めます。VPC設定により、安全なネットワーク内でデータをやり取りできます。
- マシンタイプの選択:Cloud Composerを動かすコンピューターの性能を選べます。データ量が多い時は、より強力なコンピューターを選んだ方がいいでしょう。
- DAGの開発:DAG(Dataflow Automation Graph)とは、データの流れの設計図です。DAGの設計図を作る時には、何回か試行錯誤することを想定して、リトライ(再試行)の設定をします。
- サービスアカウントの利用:DAGで使う情報は、Secret Managerを使って安全に保管します。Secret Managerにより、大切な情報が外部に漏れるのを防ぎます。
【練習問題】Cloud Composer特有の環境設定
練習問題1: Cloud ComposerのIAM設定
- 問題
Cloud ComposerにおけるIAMの役割とは何ですか? - A. データのバックアップと復元を管理する
B. クラウドリソースの物理的な配置を決定する
C. ユーザーがCloud Composerにアクセスする権限を管理する
D. データ転送速度を最適化する - 解答
C. ユーザーがCloud Composerにアクセスする権限を管理する - 解説
Cloud Composerでは、IAM(Identity and Access Management)を用いて、ユーザーごとのアクセス権限を管理します。IAMにより、誰がデータフローの設計や変更を行えるかを適切に制御できます。
練習問題2: Cloud ComposerのVPC設定
- 問題
Cloud Composerにおいて、VPC設定の主な目的は何ですか? - A. ネットワークのセキュリティを強化する
B. コンピューティングリソースの使用量を減少させる
C. データ処理のスピードを上げる
D. ストレージコストを削減する - 解答
A. ネットワークのセキュリティを強化する - 解説
Cloud Composerの環境は、VPC(Virtual Private Cloud)内で構成され、これによりネットワークのセキュリティが強化されます。VPC設定を通じて、安全なネットワーク内でデータをやり取りが可能になります。
練習問題3: Cloud ComposerのDAG設計
- 問題
Cloud ComposerでDAGを設計する際の重要な考慮点は何ですか? - A. タスクのリトライポリシーと冪等性の設計
B. データの暗号化方法の選択
C. ストレージの自動スケーリング設定
D. リアルタイムデータ処理のためのアルゴリズム選定 - 解答
A. タスクのリトライポリシーと冪等性の設計 - 解説
Cloud ComposerにおけるDAG設計では、タスクのリトライポリシーと冪等性(同じ操作を複数回行っても結果が変わらない性質)の設計が重要です。DAG設計により、タスクが失敗した場合の再実行を適切に管理し、安定したデータフローを確保します。
まとめ
Cloud Composerの設定は、Cloud Composerを使ってデータの流れを効率的かつ安全に管理するためにとても重要です。
Google CloudのPDE試験では、Cloud Composerの設定方法や使い方についての理解が問われます。
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