2024年版【GCP資格の勉強 PDE編】SQLの言語体系とは?について解説します。
(★注意:GCP資格 Professional Data Engineer(PDE)試験の公式テキスト・問題集などを元に独自にまとめたものです)
SQL(Structured Query Language)の言語体系は、データベース操作を行うためのさまざまなコマンドや構文で構成されています。
主なカテゴリはDML(Data Manipulation Language)、DDL(Data Definition Language)、およびDCL(Data Control Language)です。
SQLの言語体系:DML(データ操作言語)
- DMLはデータベース内のデータを操作するための言語です。主なコマンドには以下が含まれます。
- SELECT: データベースからデータを検索・取得する。
- INSERT: 新しいデータをデータベースに挿入(新規登録)する。
- UPDATE: 既存のデータを更新する。
- DELETE: データを削除する。
SQLの言語体系:DDL(データ定義言語)
- DDLはデータベースの構造を定義するための言語です。主なコマンドには以下が含まれます。
- CREATE: 新しいデータベース、テーブル、ビュー、索引、ストアドプロシージャを作成する。
- DROP: 既存のデータベース、テーブル、ビュー、索引、ストアドプロシージャを削除する。
- ALTER: 既存のデータベースオブジェクト(テーブルやビューなど)を変更する。
- TRUNCATE: テーブルからデータを完全に削除し、空の状態に戻す(データは回復不可能)。
SQLの言語体系:DCL(データ制御言語)
- DCLはデータベースのセキュリティやアクセス権限を管理するための言語です。主なコマンドには以下が含まれます。
- GRANT: データベースユーザーに特定の作業を行う権限を与える。
- REVOKE: データベースユーザーから特定の権限を剥奪する。
- また、ユーザーに与えられる権限には、データベースに接続する権限、データの検索(SELECT)、挿入(INSERT)、更新(UPDATE)、削除(DELETE)、スキーマや関数の利用(USAGE)などがあります。
【練習問題】SQLの言語体系
練習問題1
質問: SQLでテーブルの構造を変更するために使用されるのはどのタイプのコマンドですか?
- 1. DML(Data Manipulation Language)
- 2. DDL(Data Definition Language)
- 3. DCL(Data Control Language)
- 4. TCL(Transaction Control Language)
解答: 2. DDL(Data Definition Language)
解説: DDL(データ定義言語)はデータベースの構造を定義するための言語であり、ALTER
コマンドなどを使用してテーブルの構造を変更します。DMLはデータの操作、DCLはアクセス制御、TCLはトランザクション制御に使用されます。
練習問題2
質問: データベースからデータを削除するためにどのSQLコマンドが使われますか?
- 1. INSERT
- 2. SELECT
- 3. DELETE
- 4. CREATE
解答: 3. DELETE
解説: DELETE
コマンドは、データベースからデータを削除するために使用されます。INSERT
はデータを挿入するため、SELECT
はデータを検索するため、CREATE
は新しいデータベースオブジェクトを作成するために使われます。
練習問題3
質問: データベースユーザーに特定の操作を行う権限を与えるために使われるSQLコマンドは何ですか?
- 1. GRANT
- 2. REVOKE
- 3. SELECT
- 4. UPDATE
解答: 1. GRANT
解説: GRANT
コマンドは、データベースユーザーに特定の操作を行う権限を与えるために使用されます。REVOKE
は権限を取り消すため、SELECT
と UPDATE
はそれぞれデータの検索と更新のために使われます。
まとめ
SQLコマンドは、データベースの構築、管理、操作、アクセス制御に不可欠であり、データベース管理者や開発者にとって基本的な知識となります。
SQLのコマンドや構文はデータベースシステムによって若干の違いがある場合もあるので、特定のデータベースシステムで作業する際には、そのシステムのドキュメントを参照することが重要です。
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